CryptoBridgeで仮想通貨を買う方法|取引所なしでカード・Apple Payから直接購入
2026年10月1日から、CryptoBridge のアプリの中で仮想通貨をそのまま購入できるようになりました。取引所の口座を開く必要も、銀行から振り込む必要もありません。お手持ちのクレジットカード・デビットカード・Apple Pay・Google Pay で、その場で買えます。
ただし現在は正式公開前の「先行試験運用」です。日本のカードは承認されないことがあり、通るカードと通らないカードがはっきり分かれています。このページでは、購入の手順だけでなくどのカードなら通ったのか、通らなかったときに何をすべきかまでまとめます。
「取引所を通さずに買える」とはどういうことか
これまで日本で仮想通貨を買うには、まず国内取引所に口座を開き、審査を通し、銀行から振り込む——という手順が必要でした。買ったあとも、使うには売って円に戻し、銀行への出金を待つ必要があります。CryptoBridge の購入機能は、この行き来をまるごと省くものです。
| これまで(国内取引所) | CryptoBridge | |
|---|---|---|
| 必要なもの | 銀行口座と取引所の口座 | お手持ちのカード・Apple Pay・Google Pay |
| 口座開設 | 開設と審査に数日 | 不要 |
| 購入まで | 銀行の営業日・振込の締切しだい | 深夜でも休日でも手続きできる |
| 着金まで | 振込後すぐ(ただし振込を待つ) | 通常60〜90分 |
| 買える銘柄 | 銘柄が限られる | USDT・ETH の2銘柄(試験運用中) |
| 使うとき | 売却して円に戻し、銀行へ出金を待つ | そのままカードにチャージして加盟店・ATMで |
購入の流れは6ステップ
公式の案内では、次の6ステップとして示されています。最初の「設定」を飛ばさないことがポイントです。
STEP1:先に「設定」で表示通貨と言語を決める
購入を始める前に、CryptoBridge の「設定」で表示通貨(円またはドル)と言語を選んでおきます。購入画面はこの設定に沿って表示されますので、あとから変えると金額の見え方が変わって混乱します。先に決めておいてください。
STEP2:「仮想通貨を購入」をタップする
アプリ上部のアクションメニューから「仮想通貨を購入」を選びます。従来からある「カードチャージ/ウォレット振替/スワップ/カード利用/ATM出金」に加わった項目です。
STEP3:USDT か ETH を選ぶ
買える銘柄は USDT と ETH の2つです。どちらもイーサリアムネットワークでの受け取りになります。カード決済やATM出金に使うなら USDT を選んでください。
STEP4:支払う金額を入力する

支払う金額を入力すると、その時点のレートで受け取れる数量が表示されます。確定前にレートを確認できるので、いくら払っていくら受け取るのかが分かった状態で進められます。
STEP5:必要に応じて Mercuryo の本人確認を済ませる
決済を処理している Mercuryo 側の本人確認です。これまでの購入合計額によって、求められる内容が変わります(詳しくは次の章)。
STEP6:住所を入力して支払う

住所を入力し、Apple Pay・Google Pay・お手持ちのカードのいずれかで支払います。カードの利用明細には 「Mercuryo」 と記載されます。
ウォレットに届くまで60〜90分
購入した仮想通貨がウォレットに反映されるまで、通常60〜90分かかります。決済した瞬間に届くわけではないので、慌てないでください。
本人確認は「累計€700」が分かれ目
Mercuryo 側の本人確認は、毎回必ず求められるわけではありません。これまでの購入合計額によって扱いが変わります。
| これまでの購入合計 | 本人確認 |
|---|---|
| €700(約13万円)未満 | 通常は不要。ただし無作為に確認が入る場合があります |
| €700以上 | 職業や資金源に関する質問に回答します。加えて無作為に別の確認が入ることもあります |
Mercuryo は欧州・カナダ・英国で登録を受けた規制下の事業者なので、こうした確認は一般的な手続きです。依頼があったら対応してください。なお、これはカード発行時の本人確認(Tevau側・約1分)とは別の手続きです。カード側を済ませていても、購入機能では改めて求められることがあります。
決済が承認されないとき|原因はほぼカード会社側
先行試験運用でいちばん多いつまずきが、カードの決済が通らないことです。公式は原因をはっきり示しています。
- CryptoBridge が支払いを拒否することはない
- Mercuryo が拒否するのは、本人確認が完了していない場合のみ
- つまり、通らない原因のほとんどはカード会社側の判断です
日本のカード会社は、海外サイトでのオンライン決済(越境EC)に対する不正利用対策が特に厳しく、クレジットカードでは弾かれることがあります。仮想通貨の購入はその代表例です。
通らなかった場合は、クレジットカードならカード会社へ、デビットカードなら銀行へ問い合わせてください。制限を解除してもらえる場合があります。
実際に購入できたカード
公式の案内では、次の6社のカードは、すべてのお試しで購入が完了したとされています。お持ちでなくても、多くはスマートフォンからオンラインで申し込めます。
| 発行元 | 備考 |
|---|---|
| Revolut | オンラインで開設できる |
| 楽天 | 楽天銀行・楽天カードのどちらも対象 |
| ドコモSMTBネット銀行 | 旧:住信SBIネット銀行 |
| SMBC | Olive・SMBCデビット |
| PayPay銀行 | Visaデビット |
| ワンバンク | — |
Apple Pay または Google Pay に登録して支払うと、よりスムーズに進みます。
使えるのは Visa と Mastercard だけ
国際ブランドにも制限があります。利用できるのは Visa と Mastercard のみです。
傾向として、クレジットカードよりデビットカードのほうがスムーズに承認されます。クレジットカードでも買える場合はありますが、日本のカード会社は海外サイトでのオンライン決済を制限していることが多く、承認されにくい傾向があります。まずはデビットカードで試すのが確実です。
なお公式は、承認されなかったカードの情報を集めて対応を広げている最中です。通らなかったカードをサポートに報告すると、4,000ポイントが進呈されます(詳しくは次の章)。
先行利用者への特典|8,000ポイント
正式公開に先立って使う人への感謝として、ポイントが進呈されます。購入できなかった場合でも対象になるのが特徴で、カード1枚につきカウントされます。
| 結果 | 進呈ポイント |
|---|---|
| 購入が完了した | 8,000 pt(+通常の $1あたり10pt も加算) |
| 承認されなかった | 4,000 pt |
つまり試すこと自体に価値がある設計です。日本のカードがどこまで使えるかを公式が調べている段階なので、通らなかった報告も歓迎されています。
- カード名
- カードの種類(デビット/クレジット)
- お支払い方法(カード直接/Apple Pay/Google Pay)
- 試した日時と、その結果
ポイントはリーダーボードの順位に直結し、上位50名で分配される月間ジャックポットにつながります。8,000ポイントはまとまった数字なので、順位を押し上げる効果があります。
累計購入額に応じたUSDTボーナスも
ポイントとは別に、累計購入額に応じたUSDTボーナスも用意されています。これまでの累計チャージのキャッシュバック(最大300 USDT)と合わせると最大600 USDTです。
| 段階 | 累計購入額 | 購入ボーナス |
|---|---|---|
| 1 | $400(約6.4万円) | +10 USDT |
| 2 | $2,000(約32万円) | +40 USDT |
| 3 | $10,000(約160万円) | +100 USDT |
| 4 | $20,000(約320万円) | +150 USDT |
| 4段階すべて達成した場合 | 合計 300 USDT | |
判定は1回の購入額ではなく累計で、各段階1回限りです。受け取りにはERC-20ウォレットアドレスの紐付けが必要になります。
この特典は自動では付与されません。条件に達したらサポートへメッセージを送って申請してください。すでに条件を満たしているのに受け取っていない方が多い、と公式が注意を呼びかけています。
購入機能を提供しているのは「Mercuryo」
気になるのは「誰が決済を処理しているのか」という点だと思います。CryptoBridge の購入機能は自社で作られたものではなく、Mercuryo(メルクリオ)という決済事業者が提供しています。2018年からヨーロッパを拠点に運営している会社で、MetaMask・Ledger・Trust Wallet といった主要ウォレットの購入機能にも同じ基盤が使われています。
| 運営開始 | 2018年(ヨーロッパ拠点・8年の実績) |
| 利用ユーザー数 | 1,200万人以上 |
| 対応エリア | 150カ国以上(日本を含む) |
| 提携企業 | 200社以上(MetaMask・Ledger・Trust Wallet ほか) |
| 認可・登録 | 欧州(MiCA/スペイン国家証券市場委員会)・カナダ(FINTRAC)・英国(FCA) |
| ライセンス一覧 | mercuryo.io/legal/licenses/ |
Mercuryo 自体は70種類以上の銘柄に対応していますが、CryptoBridge のアプリから買えるのは現在 USDT と ETH の2つです。対応銘柄は今後広がる見込みです。
1回・1か月に買える上限
購入できる金額には上限があります。標準の状態でも月555万円相当まで買えるので、通常の使い方で足りなくなることはあまりないと思われます。
| 区分 | 上限 | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| 1回の取引 | 最大 1万ユーロ | 約185万円 |
| 月間(標準認証) | 最大 3万ユーロ | 約555万円 |
| 月間(AML認証完了後) | 最大 10万ユーロ | 約1,850万円 |
購入にかかる手数料
購入は無料ではありません。公式資料の手数料表では、仮想通貨の購入も会員ランク別の料率が設定されており、5.5%からスタートし、最高ランクで5.1%まで下がります。
| 会員ランク | 購入 | カードチャージ |
|---|---|---|
| ポニー(ランク1) | 5.5% | 5.5% |
| スタリオン(ランク2) | 5.4% | 5.4% |
| ウォーホース(ランク3) | 5.3% | 5.3% |
| ペガサス(ランク4) | 5.2% | 5.2% |
| ユニコーン(最高ランク) | 5.1% | 5.1% |
注意したいのは、買ってからカードで使うまでに手数料が2回かかるという点です。購入で5.5%、カードへのチャージでさらに5.5%。ランクが上がればどちらも下がりますが、少額を何度も買うより、まとめて買うほうが有利になります。
購入前に知っておきたい4つのこと
便利な機能ですが、始める前に押さえておいたほうがよい点が4つあります。
① まずiOS版から。Android版とChrome拡張は順次
10月1日に稼働したのはiOS版が先行です。Android版はストア審査中で、通り次第の案内とされています。Chrome拡張機能も順次対応予定です。Androidをお使いの方は、もう少し待つ必要があります。
また、アプリの更新が順次行われています。常に最新版を使ってください。古いバージョンのままだと、購入画面が正しく動作しないことがあります。
② 日本のカードは通らないことがある
これが最大のハードルです。前述のとおり、クレジットカードは越境EC対策で弾かれやすく、デビットカードのほうが通りやすい傾向があります。また使えるのは Visa と Mastercard だけで、JCB・Amex などは対象外です。
③ カードで使うにはチャージが必要(手数料が別にかかる)
買った仮想通貨はウォレットに届くだけで、そのままではカード決済に使えません。Tevauカードにチャージする操作が別途必要で、そこにも手数料(5.5%〜)がかかります。「買えばすぐ使える」わけではない点は理解しておいてください。
④ 価格は変動する
USDTのようなステーブルコインは米ドルと連動しますが、それでも円建てで見れば為替の影響を受けます。ETHはさらに価格変動が大きくなります。生活に必要な資金での購入は避け、余裕資金の範囲で利用してください。
購入機能に関するよくある質問
よく寄せられる質問をまとめました。各項目をクリックすると回答が開きます。
2026年10月1日からiOS版で稼働しています。ただし現在は正式公開前の先行試験運用です。Android版とChrome拡張機能も順次対応するとされています。
通常60〜90分です。90分を過ぎても反映されない場合は、CryptoBridge のサポートへ連絡してください。Mercuryo への確認は CryptoBridge 側が代行してくれます。
現在は USDT と ETH の2つです(どちらもイーサリアムネットワーク)。カードにチャージできるのは USDT のみなので、カードで使うことが目的なら USDT を選んでください。ETH はカードチャージのときに必要なガス代の支払いに使うので、少額を持っておくと安心です。
原因のほとんどはカード会社側の判断です。日本のカード会社は越境ECの不正利用対策が厳しく、クレジットカードは弾かれやすい傾向があります。クレジットカードならカード会社へ、デビットカードなら銀行へ問い合わせると、制限を解除してもらえる場合があります。なお、同じカードで何度も続けて試すと不審な取引と判断されるおそれがあるため避けてください。
公式の案内では、Revolut・楽天(楽天銀行・楽天カード)・ドコモSMTBネット銀行(旧:住信SBIネット銀行)・SMBC(Olive・SMBCデビット)・PayPay銀行(Visaデビット)・ワンバンク の6社で、すべてのお試しで購入が完了したとされています。なお使えるのは Visa と Mastercard のみで、JCB・American Express・Diners・UnionPay・Discover・J-Debit は利用できません。全体にクレジットカードよりデビットカードのほうが通りやすい傾向があります。
これまでの購入合計が€700(約13万円)未満であれば通常は不要ですが、無作為に確認が入ることがあります。€700以上になると、職業や資金源に関する質問に回答します。いずれの場合も、画面の案内に沿って省略せず最後まで入力してください。完了しないと購入は失敗します。
別です。カード発行時の本人確認はTevau側(約1分・1回のみ)で、購入機能のものはMercuryo側です。カード側を済ませていても、購入機能では改めて求められることがあります。
デビットカード・クレジットカード・Apple Pay・Google Pay のいずれでも利用できます。ただし国際ブランドは Visa と Mastercard のみで、JCB・American Express・Diners・UnionPay・Discover・J-Debit は使えません。購入前にカードを Apple Pay または Google Pay に登録しておくことが推奨されています。利用明細には「Mercuryo」と記載されます。
1回あたり最大1万ユーロ(約185万円)、1か月あたり最大3万ユーロ(約555万円)です。追加の確認手続き(AML認証)を終えると、月間最大10万ユーロ(約1,850万円)まで引き上げられます。
まとめ|「買う」も「使う」もひとつのアプリで
2026年10月1日から、CryptoBridge は「持っている仮想通貨を使うためのウォレット」から、買うところまで完結するアプリになりました。取引所の口座も、銀行振込も、円に戻す作業もいりません。
- 現在は正式公開前の先行試験運用・iOS版が先行
- 買えるのはUSDT と ETHの2銘柄(いずれもイーサリアムネットワーク)
- ウォレットへの着金は通常60〜90分。90分超ならサポートへ
- 本人確認は累計€700が分かれ目。完了しないと購入は失敗する
- 使えるのは Visa・Mastercard のみ(JCB・Amex などは不可)。デビットが通りやすい
- 手数料は5.5%→5.1%(会員ランク別・暫定値)。カードで使うには別途チャージが必要
- 先行利用の特典は購入できて8,000pt/できなくても4,000pt(カード1枚につき・サポートへ申請が必要)
まだ荒削りな段階ですが、取引所を介さずに買えること自体が日本では珍しい仕組みです。まずは少額で、手持ちのカードが通るかどうかを試してみるのがよいと思います。
